キッズ向けクライミングのハミングバードとコラボセッション-2021-12-08

ボルダリングとリバーボードのコラボセッション

キッズ向けのクライミングを企画運営している「ハミングバード」代表の井上さんとコラボセッション。
自然の中で子供達が安全に楽しく遊ぶ術を身につけてほしい。
そういう共通の思いから今回のコラボセッションが実現しました。
まずは一度やってみようということで、テストセッションとしてキッズと一緒に午前はボルダリング、午後はリバーボードを一日かけてたっぷり楽しみました。

岩をよじ登る

「岩をよじ登る」
そのシンプルな動作は手足、そして頭をフル稼働して行う原始的で直感的でインテリジェンスな遊びだ。
昨今では岩によじ登るということ自体が非日常。
街では子供達の遊び場がどんどん減ってきているからこそ、このようにアウトドアで遊ぶ機会を提供してくれるハミングバードさんはとっても貴重な存在だ。
ただよじ登るのでは無くて、最初に手と足を置く位置や登っていく方向がガイドブックに書かれていて、そのお題をクリアしていくことでよりチャレンジングで面白くなる。
上手く登れたら達成感があり、登れなかったら悔しくてもう一回チャレンジしたくなる。
体力の続く限り何度もその場でチャレンジできるのもボルダリングの魅力だ。

自然が教えてくれること

「アウトドアと街」この二つのフィールドではルールが真逆。
街の日常生活では信号機や横断歩道、舗装された道路、その全ては僕たちが深く考えなくても決められたルールにさえ従えば一応は「安全」を与えてくれる。
アウトドアフィールドでは街のルールが無い代わりに、環境を観察して自分たちに何ができて何ができないのかを考える。
行動のリスクを評価しテイクするか回避するかを選択する。
それによって自分と向き合い、自然と向き合い、仲間と向き合うことになる。

「自分を知り・人を知り・自然を知る」

人間の都合に合わせて作られた街から一歩外へ踏み出すと、そこでは自分本位な考え方では何も成立しない。

自然を観察し、環境に合わせ、その中で活動する。
アウトドアスポーツは子供に限らず大人にとっても大切な「何か」を与えてくれて考えさせてくれる。

インストラクターという存在はとても大切

自然の中にたたずむ岩を登らせていただく。
終わった後は滑り止めのチョークが付着した箇所を必ずブラシでゴシゴシ綺麗にする。
それは次にその岩を登る人のためだけでは無くて、岩を元の状態に戻すためでもある。

岩を登ることだけが目的では無くてどのように自然と接していくか。
そして、岩を登ることの魅力を最大限に引き出して共有してくれる。
ハミングバードの井上さんとのセッションではインストラクターの大切さを改めて感じることができた。
しっかりとインストラクターに教えていただくことで、長い時間をかけて育んできた経験と知識とそのスポーツへの愛情を共有してもらうことができる。

その機会を子供達のために作ってくれるハミングバード。
日本リバーボーディング協会も自然との接し方、川で安全に遊ぶ術などフィールドは違えど目指す方向性は同じ。
今回参加してくれた普段ボルダリングしている子供達がリバーボードで川を泳いでいる時の弾ける笑顔。
その笑顔が何よりも嬉しい。

感覚を探りながら川に遊んでもらう時の表情は真剣そのもの。

ボルダリングもリバーボードもシンプルで直感的なスポーツだ。

川でのハミングバード井上さんは子供達と同じくらいハイテンションで子供達と同じように目をキラキラさせていた。
アウトドアで活動する人はみんな目がキラキラだ。
さあ、今後のコラボに乞うご期待!

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